篠田自身は「復讐心とかはないですし、諦めるときは諦めますね」

 本作は、篠田が演じる遠藤佳乃、水崎綾女演じる岸本奈津子、矢吹奈子が扮(ふん)する早乙女麗奈と、夫に不倫された3人の妻達が「復讐同盟」を組み、それぞれの夫への交換復讐を仕組んでいくという、痛快な復讐劇だ。トリプル主演の妻たちの中でも、佳乃は同盟を提案し、戦略を練っていく、知性と行動力をあわせ持った役どころ。篠田は佳乃のことを、こう分析している。

「復讐が物語のテーマではありますが、佳乃としては、“仲のいい友達もひどい目に遭っているんだから助けたい”っていう、彼女なりの正義感が勝ったんだと思います。“悪いのはそっちでしょ”って割り切れる人ですね」

──復讐心もいってみれば執着があるからこそ生まれると思いますが、篠田さんは執着は強い方ですか?

「私は執着はするけれど、復讐心とかはないですし、諦めるときは諦めますね。でも佳乃たちって、自分の行為が愛情なのか執着なのかわからないまま、“やり返してやろう”と、思いのままに(復讐を)始めたと思います。お芝居では、演じるそのキャラクターの心理を理解する必要があるので、佳乃に対して“なぜ同盟まで組んでやり返そうとするんだろう”って興味を持って演じていくと、演じるにあたり、私の演技の幅を広げてくれると思っています」