1980年代後半から1990年代にかけて、爆発的な人気を誇ったスーパーアイドルグループに在籍した佐藤寛之さんと山本淳一さん。ソロで活動を始めてからも、ずっと交流を持ち続け、2023年には『ふたつの風』を結成。固い絆で結ばれ、今年はビルボードライブという格式あるステージに立つ。時代にセンセーションを巻き起こした2人にとって、人生最大の“THE CHANGE”とは、いったい何か?【第3回/全9回】
国民的グループとして活躍したのち、ソロの表現者としてエンターテインメントの世界で活動を続けてきた佐藤寛之さんと山本淳一さん。体調を崩し、停滞を余儀なくされた山本さんを“THE CHANGE”させたのは、佐藤さんのひと言だった。
では、そんな佐藤さんにとって人生が大きく変わる“THE CHANGE”は何か。そう聞くと、穏やかな口調でポツリポツリと語り始めた。
佐藤「いま55歳になりましたが、50代も後半にさしかかり、数年後には還暦も見えてきました。するとやっぱり、いろいろと思うことが増えて。若いころ、ローラースケートで動いたり踊ったりして、すごくたくさんの人に応援していただきましたから、どこかに過信があったんだなって気づいたんです。少し前までは軽くリハーサルすればステージでなんなくこなせていましたから、慢心していたんでしょうね。
かつては、事務所の先輩や社長など、周りには助言とか、時には厳しいことを言ってくれる人がたくさんいました。ただ、僕の年齢が上がるにつれて、周りに何かを言ってくれる人はどんどんいなくなったんですよね」
山本「そうだよね。若いころは、いろんな人が見守ってくれていたと思う」