尾野さんの70代、80代はどんな未来が待っている?
そして、最後に尾野さんがこの先どういった女優になりたいか――70代、80代も女優として活躍する未来について聞いた。
「まだまだ経験をしたいから、楽しく芝居ということができれば幸せでしょうね。それが嫌になって、楽しくなくなるんだったらやめます。何かを覚えるのが苦だとか、何かをするのが嫌だって思い始めたら、その先のことはその時考えましょうね(笑)」
女優・尾野真千子さんの「THE CHANGE」は「よーい、スタート」とお芝居が始まる瞬間。「芝居が楽しい」と話す尾野さんが放つかがやきを、いつまでも見守っていきたい――。
■尾野真千子(おの・まちこ)
1981年11月生、奈良県吉野郡西吉野村(現・五條市)出身。97年の映画『萌の朱雀』で女優デビュー、その後も07年の映画『殯の森』や10年のドラマ『mother』(日本テレビ系)などで好評を博す。11年にはNHK連続テレビ小説『カーネーション』でヒロイン・小原糸子役を務め、第72回ザテレビジョンドラマアカデミー賞と国際ドラマフェスティバル in TOKYO 東京ドラマアウォード2012で主演女優賞を受賞。また、第21回橋田賞と第37回エランドール賞の両方で新人賞を受賞した。近年では23年のドラマ『グレースの履歴』、23年の映画『渇水』など、出演多数。
■映画『渇水』
原作:河林 満(『渇水』角川文庫刊)
監督:高橋正弥
脚本:及川章太郎
音楽:向井秀徳
企画プロデュース:白石和彌
出演:生田斗真、門脇麦、磯村勇斗、山崎七海、柚穂/宮藤官九郎/宮世琉弥、吉澤健、池田成志、篠原篤、柴田理恵、森下能幸、田中要次、大鶴義丹/尾野真千子
配給:KADOKAWA
Ⓒ「渇水」製作委員会
6月2日(金)より全国公開