価値観をひっくり返すほど衝撃を受けたフリースクール訪問…現場では子どもたちのエネルギーに圧倒

──撮影前には実際にフリースクールを訪問されたそうですね。

「実際に見たら、本当に自由な場所だと感じました。自由に遊ばせるから、ケガをしても自己責任で、泥だらけになっても良いし何をして過ごしてもいい。今までの自分の価値観を覆されるような……『もっと考えなきゃいけない』とか『思考を停止しちゃいけない』と考える機会になりました。
『子どもたちにもそれぞれ個性があって、それぞれに合う居場所があるんだな』ということは、見学させてもらって得た大きな気付きでしたね」

──演じる上で大切にしているポイントは?

「しずくは親に対してのいたたまれなさみたいなものを、家に籠っている時に感じていたんだろうと思うんです。だから、子どもたちの気持ちだけでなく、親御さんの気持ちにも寄り添うというところですかね」

──3月末に行われた制作発表会見で、タツキ先生役の町田啓太さんは「子どもたちのエネルギーがすごくて、負けないように撮影している」と話していましたが、松本さんはどうですか?

「私も最初の頃はそうでした。でも、撮影が進むにつれて、そこまでグッタリすることはなくなってきたかもしれないです。最初の1週間ぐらいは『うわ~、メチャ大変だ』って思っていましたけど(笑)。
 子どもたちのエネルギー量がハンパないので、ず~っとフルMAXで相手をしていると、もう午前中でこっちのエネルギーは使い果たしてしまうので(笑)。(同じスタッフ役の)藤本美貴さんが『テキトーに』っていう風に町田さんにアドバイスされていましたが、私もほどよくテキトーにという感じです。テキトーにって言っても、ちゃんと遊んでいて、冷たくはしていないんですけどね(笑)」

松本穂香 撮影/有坂政晴