ドラマ『るなしい』(テレ東系)で連続ドラマの主演を務め、圧倒的な存在感を放っている原菜乃華さん。子役時代から数多くの作品に出演してきた彼女にとって、最大の転機となったのは2022年公開のアニメーション映画『すずめの戸締まり』だった。自身の“声”に対するコンプレックスを抱えていた彼女が、新海誠監督の言葉によっていかに変化を遂げたのか。ハタチを迎えた激動の1年を振り返る!【第3回/全5回】

原菜乃華 撮影/河村正和

 5、6歳の頃から俳優として活動をしてきた原菜乃華さん。多くの作品に出演しているが、その中で大きな転機となったのは、2022年に公開されたアニメーション映画『すずめの戸締まり』だったという。

 同作は、日本各地の廃墟にある災いの出口である“扉”を閉じていく少女・岩戸鈴芽の成長を描くファンタジー作品。監督は『君の名は。』や『天気の子』で知られる新海誠氏だ。原さんは、当時1700名を超えるオーディションの中から見事ヒロインの鈴芽役に選ばれた。

1700人から選ばれた『すずめの戸締まり』。コンプレックスが武器に変わった瞬間

「私自身、すごく自分の声が好きではなくて、とてつもなくコンプレックスだったんです。でも、大好きな新海監督に『原さんの声がステキです』と言っていただけて。たくさんの方が作品を観てくださり、いろいろな感想をいただく中で、自分の中でコンプレックスがひとつ解消されたんです。

『声は私の武器なのかもしれない』と思えるようになったのは、間違いなく大きなきっかけでしたし、自信にもつながりましたね」