初めての時代劇。大河ドラマ『どうする家康』で味わった悔しさと高い熱量

 その翌年の2023年、原さんはハタチを迎えた。この年は原さんにとって、実にさまざまな出来事が重なる飛躍の年となった。そのひとつが、NHK大河ドラマ『どうする家康』への出演だ。

「初めての時代劇だったので、なにもかもが新鮮でした。まず、お着物を着て、かつらをつけてお芝居をするというところが大変でしたね。所作だったり、その時代特有のしゃべり方だったり……ふだんの自分を持っていくだけでは演じきれない部分があったので、反省することも多かったです。

 でも、いろんなことを学ぶことができて、とても濃密な毎日でした」
 

原菜乃華 撮影/河村正和

──では具体的に、時代劇という現場で、どんなことを吸収したのでしょうか?

「戦国時代が舞台だったので、登場する人物たちは明日の命すら知れない日々を過ごしています。そうした時代を演じているからか、現場の皆さんたちの熱量がすごく高いんです。慣れないお着物や所作をこなしながら、どれだけ自分の気持ちを地に足をつけて、本物の感情として表現できるか……。すごく難しいなと思いながらも貴重な経験でしたし、もっと、ちゃんとその時代の人になるための工夫をしていきたいと強く思いました」

 同年にはドラマ『こむぎの満腹記』(テレ東系)でドラマ初主演、いわゆる“座長”も務めた。小麦料理をこよなく愛する主人公・橘こむぎが、おいしい小麦料理を求めて、さまざまなお店を訪れるグルメドラマだ。

「『主演だから』というプレッシャーはあまりなくて、それよりも『いかにきれいに、おいしそうに食べられるか』ということをすごく考えていました。そこに対しての不安のほうが大きかったですね」

 さらに、1st写真集『はなのいろ』(KADOKAWA)がリリースされたのも、この年の出来事だった。お芝居という“動”の表現とは違う、“静”の部分での新たな表現に挑んだのだ。

「写真集を出すことは、10代の頃からの目標のひとつであり、夢だったので、それがかなって、すごくうれしかったです。いつものお芝居の撮影とはまたちょっと違って、写真集の撮影のように、素っぽい表情を見せる機会がなかなかなかったので、難しくもあり、楽しくもありましたね」

 次回は、映画『ミステリと言う勿れ』の舞台裏や、連続テレビ小説『あんぱん』で得た経験について語っていただきます。お楽しみに!

つづく

ドラマ『るなしい』
出演:原菜乃華 窪塚愛流 本島純政 影山優佳 滝澤エリカ 駒井蓮 島村龍乃介 加藤小夏 道上珠妃(ダウ90000) 正名僕蔵/根岸季衣
原作:意志強ナツ子『るなしい』(講談社『小説現代』所載)
監督:上田迅 青木克齊 佐藤みずき 吉川肇(テレビ東京)
脚本:上田迅 加藤綾子 前田知礼
毎週木曜深夜24時30分〜25時00分 テレビ東京系にて放映中!
各話放送終了後から、動画配信サービス「U-NEXT」にて
第一話から最新話まで見放題独占配信
▶U-NEXT:https://t.unext.jp/r/tv-tokyo_pr
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🄫「るなしい」製作委員会