「そこに居続ける必要なんて何もないはず」
――誰もが、何歳からでもやりたいことにチャレンジできたら、それは素晴らしいことですけど、実際はそう簡単な話ではありません。仕事を辞めて、今以上に稼げるのか。家族の生活はどうなってしまうのか。想像しただけで目の前の現実に押しつぶされ、躊躇してしまう人が大多数だと思います。
そうでしょうか。私は、今ほどリスクが取れる時代はないと思っているんですよ。私が新卒で社会に出た時は就職氷河期で厳しい時代でしたが、今は違う。空前の人手不足で、会社より人の方が偉いわけでしょう? いくらでも生きる術はありますし、お金を稼げなくて困るということも起こりにくい。ましてやAIの進化も凄くて、嫌なことは全部AIにやってもらえばいいじゃないですかっていう時代。心を病みながら、我慢して嫌な仕事を続けているとしたら、そこに居続ける必要なんて何もないはずなんです。
リスキリングもそうですが、人手不足のところに政府もガンガン予算をつぎ込むから、事務仕事より今は現場仕事の方が稼げるかもしれない。東京より地方の方が住みやすいかもしれない。東京の丸の内で働くのが勝ち組だというような思い込みを捨てれば、違う世界が見えてくる。