関根勤がYouTubeチャンネルを開設して、現在15万人近くの登録者を集めている。芸歴50年を迎えようという現在も挑戦をし続けている理由を直撃!
「70歳の若手」宣言が飛び出した! ケレル! 関根勤さんのTHE CHANGEとは――。【第1回/全3回】

関根勤 撮影/武田敏将

 

――関根さん、YouTubeチャンネルはスタッフの方から「やってみませんか?」と言われて始めたそうですが。

「そうなんです。YouTubeチャンネルは若い人がやるイメージがあったけど、“そんなことないんですよ”と言われて。俯瞰で見ているスタッフが勧めるなら、“やってみよう”となったんです。ダメだったら撤退すればいいだけで、やらないよりは“やってダメだった”ほうがいいじゃないですか」

――徐々に登録者数が増えましたが、視聴者からの反応はどう感じてますか?

「あまり気にしていないんです。そのスタンスで芸能生活を送ってきましたから。昔は反応を知る手段といったらファンレターくらいでしょ。それもほとんどなくて。ラジオの公開収録ですごいウケたとき、“こんなに喜んでくれるんだ”と驚きました。だから、僕のもとにはアンチの声が届かないんです。そもそも全員に好かれようと思ってませんから」

――YouTubeチャンネルは、基本的に関根さんのトークというストロングスタイルです。

「そうですね。たまにゴルフをやったり、気になるゲストを呼んで。ランジャタイとか、ぱーてぃーちゃんとか」

基本は気になるゲストを呼んでのトーク

――ランジャタイとぱーてぃーちゃんはエッジの効いたセレクトだと思います。

「65年くらいテレビを観ていますけど、この2組の芸は革新的だと思うんです。枠からの外れ方がすごい。ランジャタイは、国崎君が延々と同じことを繰り返すけど、伊藤君は全然止めない。そんなの見たことないですよ。

 『お笑い向上委員会』(フジテレビ系)で、ある芸人が“台本では伊藤が止める流れになってるんですよ”と言って、(明石家)さんまさんが“本当か?”と聞くと、伊藤君は“国崎があまりに面白いからみんなに観てもらいたくて”だって(笑)。一番近い客になってるんですよね。

 ぱーてぃーちゃんは、“お笑いをわかっていないギャルたちが取っ散らかったことをやっている”と思わせて、後から回収していく。これも見たことがなかった。真ん中が男性で、両脇に女性というパターンも、いままでなかったんじゃないかなぁ」