今年、芸能生活40周年を迎える安達祐実。国民的天才子役時代を経て、再ブレイク中の現在、さらなる新境地を迎えるなど、その才能はとどまるところを知らない。重厚すぎる40年間のなかで、安達さんが感じたTHE CHANGEとはーー。【第5回/全5回】

安達祐実 撮影/三浦龍司

 今年で芸能生活40周年を迎える安達さんは、現在、42歳。つまり、芸能活動のスタートは2歳に遡ることになり、そこで必要不可欠なのが、安達さんの母親、安達有里さんの存在だ。

 当時、天才子役の“ステージママ”として注目された有里さんと安達さんの親子関係は、一般的な尺度では測れなかったであろうことは想像に難くない。

ーー有里さんとのご関係は、子役時代から現在までで、どんな変化がありましたか?

「そのときどきでいろんな局面がありましたね。親子関係ってただでさえ難しいですが、私たちは特にちょっと特殊ですよね。子どもの頃から仕事をしていて、それは私の意思ではなく親が始めたことで、それが今の私の生活の糧になっているので、そこへの感謝はもちろんあります」

ーー“ステージママ”としての有里さんは、当時の安達さんから見て、どう映っていましたか?

「私に対して、“守らなきゃいけない”と、マネジメントみたいな目線を持っていたので、縛られている、と感じた時期もありました。でも、私が大人になり結婚して、出産して、母にとっての孫を通してまた距離が近づいたり。そのつど変化しています。たぶん、根本的なお互いの性格は、お互いに変わっていないんですけどね」