『大奥~華の乱~』から17年、よしながふみ氏原作ドラマ『大奥』出演

 よしながふみ氏のマンガ『大奥』(白泉社)を原作に、疫病で男性が極端に少なくなった結果、男女逆転社会となった架空の江戸時代を舞台にしたNHKのドラマ『大奥』で、貫地谷さんは将軍・吉宗の邪魔者を陰で排除しつづけてきた、加納久通を熱演。

 05年、貫地谷さんは20歳のときに『大奥~華の乱~』(フジテレビ系)に出演。5代将軍・徳川綱吉の側用人・柳沢吉保の側室で、のちに綱吉の側室になる染子を演じたが、18年を経て同じ江戸城・大奥を舞台にした作品に出演することになった。その間の「THE CHANGE」はなんだったのか、と尋ねた。

貫地谷しほり 撮影/小島愛子

「そんなに経つんですね。昔はういういしい女の子だったと思うんですけど、今や人を何人も殺している役をできるようになったっていうのは、すごい変化だと思います」

 と、貫地谷さんは笑いながら振り返る。若手時代から演技力に定評がある貫地谷さんだが、18年経った現在、女優としてのスキルはさらに上がったのだろうか。

「たぶん、知らず知らずのうちにきっと上がっていると思うんですけど、見つけはしていないです」