人が幸せそうに笑っているのを見るのが、自分の幸せだということに気づきました

ーー三宅さんのモノマネ、さすが似てますね(笑)。

「おわかりかと思いますが、僕はダジャレ好きなんですけど、これ、三宅さんのせいなんですよ。もうずっと吹き込まれて。飲みに行くと絶対に“はいっ、寺脇っ、トマトでダジャレ、言ってっ!”(※三宅さんの声色で)と言われて、“そんな急に言われても、トマトっちゃいますよ〜”(※戸惑っちゃいます、のダジャレ)とか」

ーーよく覚えていますね!

「初めて言ったやつだから覚えているんです。飲みに行くたびにそれだから、言葉を聞くと、似ている言葉に変換するようになっちゃって、悪いクセがついちゃった。だからよく、“話、聞いてないでしょ”と言われます。ダジャレばかり考えているから」

ーーそのクセが生きる瞬間があると思うんですが、いかがですか?

「人が幸せそうに笑っているのを見るのが、自分の幸せだということに気づきましたね。笑ってくれると、よかったなあと思って、自分も幸せになっている感じです」

 そう思えるようになったのは、40歳をすぎた頃から。舞台上でお客から笑顔と拍手をもらうたびに「俺はここにいていいんだ。俺のやるべきことは、これだったんだ」と、噛み締めた。

「20代、30代は“売れてやるぞ!”みたいにギラギラしていましたけど、そういうんじゃなかったんだなと。エネルギーは、幸せを感じるために使うものなんだな、と」

 その境地に達する過程で、コンプレックスに足を取られることもあった。