~表現者を目指す者について~

コナリ「同年代の子が大学生活を楽しんでるころ、私はフリーターでくすぶってたんですよ。飲み屋で働いてると、同年代の芸術系の大学生が”表現とはなんとかだ!”みたいなことをカウンターで話してると、ムカついてたんですよね、”なんだ、こいつら!”って」

石川&長嶋「ハハハハハハ!」

コナリ「で、その人たちとキャンプに行くことになって、車で移動中にたくさんの人と話して疲れちゃって、窓の外を眺めてたんです。そしたらその大学生の子たちが”黄昏れてるね~”って言ってきたんですよ。”え? 黄昏れてもいい職業につくためにみんな表現者になろうとしてるんじゃないの?”って思って、乖離を感じちゃったんですよね」

長嶋「”黄昏れさせろよ!”って思ったんだね笑」

コナリ「”黄昏れてるのをいじってくんの?”って思いましたね」

石川「無駄に見えるけど、ボーっとしてる瞬間に価値を見出せるかどうかが重要なんだよね」

長嶋「向こうは気を使って言ったのかもしれないけど、それにしてもね」

コナリ「確かに、私たちの輪の中に入れてあげるよっていう気持ちだったのかもしれないけど……」

石川「その輪の中の安泰感に長時間いられる人は才能がないと思います」

――(編集・平田)「何かに所属したい人たちなんでしょうね」

コナリ「輪の中には入りたいんですよ。できたら入りたい」

石川「でも、輪の中にずっといると疲れるもんね。バンドとかセッションとかすごい楽しいんだけど、一人になる時間を確保できないと耐えられない」

コナリ「そう、黄昏れる時間が必要な職業になるために、表現について語ってるんだろうなって思ってたから。違うんだっていうのが分かってビックリしたんです。つい熱くなってしまいました」