唐田えりかと芋生悠はともに1997年生まれ。高校時代に芸能活動に興味をもち、若手女優として地道に出演を重ねてきた。実は10代のころから友人というふたりに、人生における転機、「THE CHANGE」について聞いた。【第1回/全4回】

唐田えりか、芋生悠 撮影/冨田望

「こんにちは、よろしくお願いします」と、さわやかにあいさつをして取材場所に現れた唐田えりかさん。真っ白なワンピースに身を包んだたおやかな佇まいは、思わず取材陣も見とれてしまうほどだった。続いて芋生悠さんが「よろしくお願いします」とあいさつしてくれた。スッキリとまとめられたヘアスタイルでグレーのコンビネゾンを着用した芋生さんは、輝くばかりの笑顔を浮かべている。

 さっそく取材に入り、「女優という仕事を始めたころと現在で変わったこと」をたずねた。

芋生「私はお芝居というか、役者という職業に出会ってなかったら正直、どうなっているかわからないというか……役者でなかった人生が考えられないぐらいなので、本当に役者という仕事に出会えてよかったし、自分を生かしてくれてありがとうと思います。本当に大事な出会いだったなと思います」

唐田「私は、ずっと同じところに通って同じことをやるって、たぶんできなくて。学校は楽しく通っていましたし、自分なりに学校の中でも行事ごとに参加して進んで楽しいことをやろう、みんな楽しもうみたいな感じでいましたが。でも、けっこうなんとなく生きていたところがあって。

 このお仕事を始めて、やっぱり自分が“やる”って決めたお仕事でもあるし、選んだ道でもあるから、そこに対しての意識というのはすごく変わった気がします。

 年齢的なこととかもありますけど、“なんとなく”じゃさすがにやっていけないというか、覚悟ができてきたというか、お仕事をやり始めて数年で意識が変わってきたというのを感じました」