主役から脇役、サラリーマンから戦国武将まで、その幅広い演技で近年の映画・ドラマに欠かせない俳優である眞島秀和。切れ目なく作品に出演し続け、数々の撮影現場を経験してきた名バイプレイヤーは、47歳の今、どんな「CHANGE」を迎えているのか?【第4回/全4回】

眞島秀和 撮影/三浦龍司

「あと何回できるのかな」と考え

 1999年にデビューし、俳優として四半世紀に迫るキャリアを持つ眞島秀和さん。これだけ長く活動していれば、かなりしんどい場面もあったのではないかと思ったのだが、あっさりと否定されてしまった。

眞島「人生のピンチ? 仕事ですごいピンチだなって、思い浮かばないですね。若い頃に食べるものがなくて栄養失調になったとか、たいしたことないですものね」

ーーあまり苦労を苦労と思わないタイプですか?

眞島「その瞬間、大変だなと思っても、そこを過ぎてしまえばっていう性格なのかもしれませんね。たとえば舞台の仕事で、こんな膨大なセリフを覚えられるのかなって思っても、終ってしまえば苦労と思わなくなってしまうんです」

 切り替えが早いというのだろうか。そんな気持ちは、年々、強くなってきているという。

眞島「昔だったら、なんとか早く乗り切りたいとか、無事に終わればいいなって気持ちが強かったのが、最近はこのひとつひとつの作業が、あと何回できるのかなって気持ちになってきているんですよね」

 バイプレイヤーとして、数多くの作品に携わる眞島さん。撮影現場ごとの気持ちの切り替えに苦労しそうだが、その「あと何回できるのかな」という気持ちが、いい方向に作用しているという。