「不安を感じながら舞台に立って、いい芸ができるわけない」

――2023年は、吉本興業のとにかく明るい安村さんをはじめ、日本の芸人が海外へ行くという動きが加速した年でした。ザコシショウさんは、海外進出を考えたことは?

「まったくない。英語ができないから。裸芸とかをしていると、言葉の壁は関係ないって思われがちですけど、そんなことないと思うんです。だって、海外に行った時点で、たとえば、お客さんを目の前にして英語で話を振られるわけじゃないですか。通訳が付いたとしても、僕の言いたいことは100パーセント伝わらないだろうし、そんな状況だとなによりも自分が不安。
 不安を感じながら舞台に立って、いい芸ができるわけない。自信がないネタを世に出したくないので、自信がない環境でやりたくない。もし、僕が、英語がペラペラだったら挑戦しますよ。でも、そうじゃないし、スキルもないのに海外には行きません」

――日本の笑いが一番という思いは?

「そういうのは全然ないです。僕の芸だって、アメリカじゃ全然伝わらないと思うし。微妙な言葉のニュアンスとか訳せないでしょう。はぁ? とか訳せないでしょ(笑)」

――ちなみに、ネタの間の“ゴース!”の掛け声は“ぶっ殺す”と言っているというのは……?

「本当ですよ。ストレス解消で言ってます。これも英語で説明できないでしょ?(笑)」