リリー・フランキーが語る斎藤工の「映画監督業」

『blank13』はリリーさん演じる突然失踪した父親と、その家族の物語。主演を務めた高橋一生さん、母親役の神野三鈴さんの他に、今回二人が共演するドラマ『ペンション・恋は桃色』のメインキャストである伊藤沙莉さんも出演している。

 この『blank13』の制作で、俳優だけでなく「監督」の肩書きを手に入れた斎藤さんを、リリーさんはどう捉えているのか。

リリー・フランキー「俳優だけでなく監督やプロデュース業を担うようになって、たくみくんはいろいろと自由になれたと思うんです。もともとたくみくんってすごく変で、クリエイティブな面があって、そういう部分を表現しやすくなったんじゃないですかね? 自分で表現するアプローチがないと、俳優ってなかなかパーソナルな面を見せる機会がありませんから」

 1月11日に行われた『ペンション・恋は桃色』の完成発表会では、同作の撮影はペンションで泊まり込みで行ったこと、リリーさんが斎藤さんの誕生日祝いとして、豆腐やうずらの卵、納豆、キムチといった腸にいい食品を利用してケーキの形に仕立て、リリーさんみずから手作りしたことなどが語られた。

 斎藤さんにとって憧れであり続けるリリーさんは、今やよき相談相手、頼れる存在、そして作品づくりを共にしたい人であるという。“共演者”の枠だけには収まり切らない二人の関係性から、今後どんな作品が生み出されていくかが楽しみだ。

リリー・フランキー(りりー・ふらんきー)
1963年、福岡県生まれ。イラストやデザインのほか、文筆、写真、俳優など、多分野で活動。初の長編小説『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』は06年本屋大賞を受賞。俳優として、主演を務めた映画『万引き家族』(18/是枝裕和監督)が第71回カンヌ国際映画祭、パルムドールを受賞。

斎藤工(さいとう・たくみ)
1981年、東京都生まれ。高校生のときからモデルとして活動し、パリ・コレクションにも出演。2001年に俳優デビューし、現在は俳優業だけでなく映画監督やプロデュース業など幅広く活躍している。

ドラマ『ペンション・恋は桃色 season2』
FODにて全話配信中(全5話)
出演 リリー・フランキー/斎藤工/伊藤沙莉/山口智子関智一剛力彩芽 他