「10代の頃からオーディションが一緒」大東駿介、石田卓也との絆
物騒な言葉をさらりと使う高良さんだが、物語は、中学生時代、友達を殺された春、そして友人の晃と朔が犯人と確信した男につめより、そのうち中のひとりが、男を殺してしまうところから加速しはじめる。登場人物たちが直面するのは、とても綺麗事では済まない現実。そんな物語で、高良さんと同世代の大東駿介さんが成長した晃を、石田卓也さんが同じく大人になった朔を演じている。
「10代の頃からオーディションが一緒で、誰かが受かって誰かが落ちる、ということも3人とも同じように経験しました。そういう同じ時代を生きてきたからの信頼関係があります。現場に入る前、台本をすり合わせるために監督含めて4,5時間話し合いました」
ーー4,5時間も話しあったんですか。
「1人で演じているわけではなく、周りに人がいて変わっていく部分が確実にあって。この台本をいただいたときに、面白いと思ったけれど、”難しいな”と思う部分が大きくて。難しいと思う部分は、台本に描かれていない部分をひとりひとりがどう咀嚼するかというところだったと思います。