俳優・福士蒼汰は2011年、『仮面ライダーフォーゼ』(テレビ朝日系)でテレビドラマに初主演、世間にその名を広く知られることとなった。さらに’13年には大反響を呼んだNHK連続テレビ小説あまちゃん』で、ヒロインが一目惚れする高校の先輩を演じ、その人気を不動のものとする。彼にとって、生き方が変わることとなった変化「THE CHANGE」とはいったいなんだったのだろうか。【第2回/全4回】

福士蒼汰 撮影/三浦龍司 メイク:矢澤睦美(wani)、スタイリスト:髙橋美咲(Sadalsuud)

 ’11年に俳優デビューを果たしてから現在にいたるまで、さまざまな作品に引っ張りだこの福士蒼汰さんが、仕事とプライベートを切り替えるスイッチとして何かしていることはあるのだろうか。

「それは逆にしないようにしているんです。いかなる状況でもパっとお芝居ができるようにしていたいんですよね。今回の映画で浅野忠信さんと共演させていただき、まさに僕が目指すべき方だなと感じました。直前までお話しされていても、お芝居にすっと入られて、すっと終わられる。

 良い意味で準備をしない、スイッチを入れない。だから常にオンといえばオンだし、常にオフといえばオフという、永久機関のような感じなんですよね。そういう風にずっとエネルギーが回ってるような状況が理想かなと思っています」