「わたしスパイになりたかった」黒柳徹子が見せた土壇場での交渉術
しかし、黒柳徹子という存在に出会うことで、彼女は大きな転機を迎えたのだ。
「ルワンダの翌年にユーゴスラビアに行ったら、今度は“敵国のスパイだろう”ということで全員牢屋みたいなところに監禁されてしまったんですね。そしたら黒柳さんが銃を持って監視している人のところに行って“食べ物をくれ”とか“いつまで監禁するんだ”と流暢なフランス語で交渉してくれたのでびっくりしました。
そして帰国して成田空港で記者会見したら、開口一番“わたしスパイになりたかったから、すごく嬉しい”とものすごく無邪気に言っていて(笑)
いや、もうこれはこの人とずっと一緒にいて、ずっとこの人を見て、この人を支えるしかないなと思いました。そしてその後“徹子の部屋”を担当することになったんです」
驚きのエピソードを話す敦子さんに、「黒柳さんはジャーナリストなんですね」と尋ねると、さらに驚きの答えが返ってきた。