「ウッチャンにハマると売れる」は本当?
――ここからは、よく聞く「芸能界の定説」が本当なのか、ニューヨークのおふたりにお聞きしたいです。まず「芸能界は“いい奴”しか生き残れない」はどうですか?
屋敷「確かに“嫌な奴”は見たことないですね」
嶋佐「いまの時代だから“嫌な奴”がいないのかもしれない」
屋敷「昔の芸能界は、さっき言ったような過酷な椅子取りゲームがあってギスギスしていただろうし、尖っている人もいたと思うんです。先輩芸人からはそういう話を聞きますから。いまは“いい人でいるほうが得”と気づいたんじゃないですか? それに、嫌な態度をとったらSNSで書かれますから」
――次は「動物とラーメンは視聴率が取れる」です。
屋敷「いま視聴率が高いのは女性が集まって話す番組じゃないですか? 『上田と女が吠える夜』(日本テレビ系)とか『トークィーンズ』(フジテレビ系)みたいな。
嶋佐「確かに、そういう番組が増えてるね。(横澤)夏子とミキティ(藤本美貴)の番組とか。
屋敷「『夫が寝たあとに』(テレビ朝日系)は「バラバラ大作戦」史上、最速で昇格しましたから」
嶋佐「それも時代の流れでしょうね」
――「ウッチャン(内村光良)にハマると売れる」もよく聞きます。
屋敷「千鳥さんはそうですよね。俺らも『LIFE!』(NHK)や『にちようチャップリン』(テレビ東京系)に出させていただいたけど、そこまで内村さんにハマらなかった。いまは“川島(明)さんにハマったら売れる”があるかもしれないです。『ラヴィット!』(TBS系)をきっかけに売れた芸人は多いですし、川島さんは内村さんのように品があるじゃないですか」
――ニューヨークにも『ラヴィット!』効果はありましたか?
嶋佐「街で声をかけられるのは“『ラヴィット!』観てます”が一番多いですよ。地方に行くとマダムからよく言われます」