受かる自信はありました!

――受かる自信は?

「(キッパリと)ありました! 昔から自信家なところがあって、和木町代表としてイケるぞって思ってました」

――HKT48の第1期生になりましたが、当時の目標は“さっしー”こと指原莉乃さんだったとか。

「トークや、場を盛り上げる技術がピカイチじゃないですか、さしさんって。どんなにつまらなくても面白くしてくれるところが、かっこいいな〜って憧れでした」

――一緒にお仕事をされて、アドバイスを受けたり。

「具体的に何かを教えてもらったわけじゃないんです。アドバイスをもらっちゃうと、それに沿ってしまって、考えることをやめちゃうタイプなんです。だから、ちょっとしたキーワードをもらったほうが、自分で考えるからいいんですよね。さしさん、もしかしてそのことに気付いていたのかな。“タレントに正解はない”とも言われたことがあって、オンリーワンな存在になれたらいいなって、努めていましたね」

――先ほどもご自身のことを邪道だとおっしゃっていました。

「だって、ライブでみんながかわいい衣装着ているのに、村重だけラグビーのリーチ・マイケル選手の格好していたんですよ。肩パットに真剣にこだわって。マツケンサンバやDJ KOOさんのモノマネもやりました。バラエティ要素が多めなHKT48だったから、メンバーにもファンの方にも受け入れてもらえたんだと思います」

――アイドルとして、オンリーワンな存在だったんですね。

(つづく)

村重杏奈(むらしげ・あんな)
1999年7月29日、山口県生まれ。2011年、13歳でHKT48のオーディションに合格し1期生としてデビュー。2014年〜15年、NMB48と兼任。2021年、HKT48を卒業。以降。『呼び出し先生タナカ』『オールナイトフジコ』(ともにフジテレビ系)などのバラエティを中心に活躍中。

 

(作品情報)

『悪鬼のウイルス』
プロデューサー:山本清史 監督・編集:松野友喜人 脚本:山本清史、小田康平 
VFX:Double Slit 音楽監督:Jun Goto
原作:二宮敦人「悪鬼のウイルス」(TO文庫刊)
主題歌:「アイのウイルス」高嶺のなでしこ(ビクターエンタテインメント)
2025年/日本映画/99分/スコープサイズ/5.1ch
(c) 2025二宮敦人・TOブックス/映画『悪鬼のウイルス』製作委員会 
配給:イオンエンターテイメント PG-12
www.demon-virus.movie