国民的子役として大ブレイクした鈴木福さんも、いまや20歳。2月7日公開の映画『野生の島のロズ』では、子どもから巣立ちまでの困難に満ちた成長過程を見せてくれる雁の声優を務める。自身も子役から俳優へとCHANGEしたが、その背景には鈴木さんの背中を押す“言葉”があったのだ。【第2回/全3回】

鈴木福 撮影/三浦龍司 ヘアメイク/堀川知佳、スタイリスト/作山直紀

1月14日、自身のインスタグラムに「20歳の集い」に参加した際の画像を投稿した俳優の鈴木福さん。シックかつ華やかな着こなしのスーツに、KATーTUNの亀梨和也さんのおさがりだというトラッドな風合いのアウターを羽織り、風間俊介さんからのプレゼントだという靴を履き、「ZIP!」(日本テレビ系)の共演者の方からもらったネクタイを締めて爽やかな笑顔を浮かべている。

 一転して、取材当日の鈴木さんは、かわいらしいニットのベストに、チェックのセットアップを身にまとっていた。しかもテーブルに置かれた砂時計をひょいと持つと、リラックスした表情でシャカシャカと振るなど、遊び心がにじみ出る。

「昔、家に水の中で油の粒が落ちていくオイルタイマーがあって。こうやって振ったら乳化する様がおもしろくて、よく振っていました」