時に情熱的に、時に涙もろく。“アツい男”の代名詞的存在である照英。学生時代にやり投げの選手として活躍した後、その鍛え抜かれた体躯からモデルへ、そして俳優・タレント業へと変貌を遂げていった経歴を持つ。現在は、旅番組や釣り番組などを中心に世界中を飛び回る生活だが、その人生は、CHANGEに溢れている。アスリートからモデル、そして俳優と常に全力で駆け抜けてきた照英の「THE CHANGE」に迫る。【第1回/全5回】

照英さんの俳優デビューは1998年のスーパー戦隊シリーズ『星獣戦隊ギンガマン』(テレビ朝日系)だった。アスリート出身の華麗なアクションで瞬く間に子供たちの心を掴む。そして2002年からは5年間、国民的ドラマ『水戸黄門』(TBS系)に風の鬼若役でレギュラー出演を果たす。この2つの人気番組をきっかけに、文字通り老若男女を問わず、お茶の間の人気者となった。
「マネキンに徹するモデルをやっていた身としては、テレビで名前を知った方からのファンレターがぶわっときた時には、役者さんって人に夢を与える仕事なんだなと感動したものです。でも、本当に忙しい毎日で、週に1度家に帰ってくるかどうか。“他の演者さんに迷惑をかけたくない、NGを出さないように”と、家にいても一人で台本を練習する生活だでした。それが、まるで鳥カゴの中の鳥のようで、“羽ばたきたい”って思うようになっていきましたね」