雑誌『Seventeen』(集英社)でデビューし、創刊号から最終号まで専属モデルとして表紙や誌面を飾った『PINKY』(集英社)をはじめ、多くの媒体でモデルを務め、時代をけん引してきたレジェンド鈴木えみ。“えみちぃ”の愛称で知られ、鈴木に憧れ、メイクやファッションをマネする“えみちぃ”になりたい女子を続出させた。芝居業でも活躍したが、いっとき映像媒体からは姿を消していた。いまや母となり、40歳を目前に、ふたたびテレビ出演や映画出演で世間をにぎわせている鈴木さんがTHE CHANGEを語る。【第1回/全4回】

カリスマと呼ばれることにうなずくしかない、圧倒的な“美”を放ちながら現れた鈴木さん。数々の有名雑誌の表紙や誌面を飾り、レジェンドとして君臨した彼女を映像界も放っておくはずがなく、いっときは芝居の仕事でも人気を博した。しかし2008年のドラマ『猟奇的な彼女』(TBS系)以降は、映像メディアではその活躍を控えてきた。それが、昨年2024年9月、トーク番組『おしゃれクリップ』(日本テレビ系)に登場。さらに磨きをかけた姿に多くの人がクギ付けになった。
──13年ぶりの地上波出演でした。
「『おしゃれクリップ』に出演したとき、“芝居はもうやらない”と言ってたんです。でもあのすぐ後に、映画『女神降臨』のお話をいただいて。“やらないと言ったばかりだよね”と思ったんですけど(笑)、今回はお役に立てそうな役だったのでお受けしました。すごく久しぶりの映像出演でしたが、コミュニケーションがとりやすい現場でしたら、機会があればまたと思っています」
──『女神降臨』への鈴木さんの出演情報が解禁になったときにも、大変な反響でした。
「約20年ぶりという数字がだいぶインパクトありますからね。次はまた20年くらい空けないと」
※鈴木さんの映画出演は主演を務めた『bird call』(2006)以来のこと。