“ハマの番長”こと横浜DeNAベイスターズの三浦大輔監督を父に持つ、競馬記者の三浦凪沙さんが、初の著書『知れば知るほど楽しくなる!ウマに恋する競馬ガイド』(小学館)を出版した。
 競馬の基本から、騎手、調教師、厩務員(きゅうむいん)など、競馬に携わる人たちのインタビューも掲載されていて、初心者から競馬マニアまで幅広く楽しめる内容が話題となっている。今回は競馬に目覚めた14歳のときから現在に至るまで、競馬に魅了され続けてきた人生のCHANGEを聞いてみた。【第1回/全3回】

三浦凪沙 撮影/松島豊

「最初は“初心者向けの本を作りたい”と、出版社の方からオファーをいただきました。ただ、初心者の方だけでなく、ファンの方も楽しめる内容にしたいと思ったので、ふだんはあまり表に出ないような方々のインタビューも収録しています。私が感じている、競馬の魅力のひとつである“一頭の馬がレースに出るまでにたくさんの人が関わっている”ということが伝わる一冊を目指しました」

『知れば知るほど楽しくなる!ウマに恋する競馬ガイド』は、レースの種類の解説や競馬場のグルメガイドなど初心者向けの内容だけでなく、厩務員や牧場関係者など裏方のインタビューまで入っていて、初心者からマニアックな競馬ファンまで、全方向に向けて作られた一冊だ。

「一般的に馬がレースで走る姿しか知られていませんが、生産から始まって育成、トレーニングセンターに入ってと、その間にすごくたくさんの人が関わっていて、やっとレースに出られるのです。その“競馬を支えている人たち”のことを知ると、より一層、魅力が感じられると思います」