お笑い芸人・松尾駿がロボコを演じる意味
そんなロボコが「お笑い芸人」である松尾さんに託された意味を、考えているという。
「ギャグのところ、ボケのところ、お笑い芸人の僕がやるので、普通の声優さんがやるのとは違う、僕が選ばれた意味というのは考えますね。そこは頑張ってます。ロボコは感情の起伏が激しいので、急にわーっと上げたと思ったら急に下がったり、そこはちゃんと笑いにつながるようなテンションでやってます。
ただ、声だけで表現する難しさはありますよね。コントだったら顔や動きで笑いにできるんですけど、声だけは難しい。最初のころはホントに苦戦しました」
収録当初の苦戦も、ロボコを自分のものに。その裏には“師匠”の存在があったそう。
「監督だったり、津田(美波)さんが声優さんとしてのテクニックだったり、細かいことをいろいろ教えてくださって、一個ずつ学んだ感じです。僕、津田さんを“師匠”って呼んでるんですけど、師匠のおかげでやれてます」
今作のインタビューは難しい面もあるという松尾さん。実は思わぬ展開があるため、絶対に言ってはいけない「ネタバレ」ゾーンの部分も少なくない。
「インタビューでどこまで言っていいのか、って感じなんですよね(笑)。しゃべれないことがいくつもあるんですけど、実際映画を見てもらったら、“あ、松尾がしゃべれなかったのはこういうことだったからか”って理解してもらえると思うんですよね(笑)。ぜひ、映画館で確認してください(笑)」

松尾駿(まつお・しゅん)
お笑いコンビ・チョコレートプラネットとして2006年にデビューし、08年の『キングオブコント』では、結成2年目にして決勝戦に進む。ネタ番組を中心に活躍後、『有吉の壁』で見せた和泉元彌やIKKOのものまね、持ちネタのTT兄弟を披露したことがブレイクにつながる。21年には『新しいカギ』で自身初のゴールデン・プライムタイムのレギュラー番組を持ち、24年には『FNS27時間テレビ 日本一たのしい学園祭!』の総合司会を務めるなど、活動の幅は広がり続けている。25年4月18日には、声優として出演の劇場版『僕とロボコ』の公開を控えている。
劇場版『僕とロボコ』
4月18日(金)公開
監督:大地丙太郎
アニメーション制作:ぎゃろっぷ
製作:劇場版「僕とロボコ」製作委員会
配給:松竹
原作協力:「週刊少年ジャンプ」編集部
主題歌:ano「ロりロっきゅんロぼ♡」(TOY’S FACTORY)
●CAST
ロボコ:松尾 駿(チョコレートプラネット)
ボンド:津田美波
ガチゴリラ:置鮎龍太郎
モツオ:武内駿輔
円ちゅわ~ん:M・A・O
メイコ:平塚紗依
ボンドのママ:三石琴乃
ニョンタ:後藤恵里菜
ロボコ(王道バトルの世界線):田中真弓
ロボコ(本格SFアクションの世界線):千葉 繫
ロボコ(ラブコメの世界線):上坂すみれ
ロボコ(昭和ギャグ漫画の世界線):野沢雅子
大幹部様:長田庄平(チョコレートプラネット)
公式サイト: https://boku-to-roboco.com/