“我ながら、笑えるな。才能あるな”
――2016年にはコミックエッセイ『いよぉ!! ボンちゃん!!』(集英社)を発売。もともと2001~2005年に、女性向け月刊誌『YOUNG YOU』で連載されていたものです。絵のうまさもですが、今読んでもめちゃくちゃおもしろいです。
「そうなんですよ。笑いながら描いてました。“おもしろすぎる!”と思って楽しくって、自分でニヤニヤが止まらなかったんです(笑)。」
――楽しく描いてらっしゃるのが伝わってきます。
「コラムを書いているときも自分の文章に“我ながら、笑えるな。才能あるな”と思っちゃってました(笑)」
――コミックエッセイに桜沢エリカさんや岡崎京子さんの名前が出てくるのも嬉しかったです。テレビ番組では、これまで女優さんが推しているのはあまり見たことがない、平松伸二さんの『どす恋ジゴロ』(※)を紹介していたこともありますね。
※『どす恋ジゴロ』は、ほれぼれするような男前の力士・恋吹雪が毎回薄幸な女性と深い仲になり、その結果として女性に幸運がもたらされるというストーリーのマンガ。
「私にとってマンガとかオタク活動は、日常のことでした。たとえば20代は寝る間も惜しんで遊びまくってましたけど、その遊びというのは、一般的にイメージする街に繰り出すような遊びじゃなくて、毎晩友達と漫画をずっと描いてるとかそういうことでした(笑)」
