芸歴40年以上、時代を映し出す作品に出演し続けてきた俳優・小林聡美。そして猫好きな彼女はエッセイストでもあり、歌手活動……多芸な人柄も魅力的だ。そしてこの春、昭和の名作ドラマ『岸辺のアルバム』の舞台化により、田島則子役で主演する。昭和・平成・令和と芸能の第一線を駆けてきた小林のTHE CHANGEとは──。【第2回/全5回】
1980年代から、ドラマの中で小林聡美の姿を見ない時代はない。『やっぱり猫が好き』『きらきらひかる』(フジテレビ系)、『神はサイコロを振らない』(日本テレビ系)、『団地のふたり』(NHK)……映像作品での彼女は、いつもどこか飄々として見える。しかし今回の舞台では、生身の人間が生み出すエネルギーに期待しているようだ。
「映像と圧倒的に違うのは、やっぱり舞台は一度幕が開いたら、何があろうと最後まで演じ切るところですよね。いってみれば“人力”のすごさがあります」