倉悠貴がやってみたい仕事の展望とプライベートで楽しんでいることは?

――2025年の公開作でいうと、今回の『新解釈・幕末伝』を含めて、映画が5作、ドラマが4作とお忙しい一年だったかと思いますが、今年(2025年)は、倉さんにとってどんな年になりましたか?

「全体的に視聴者の母数が多い作品に出させていただくことが多くなって、それは自分にとっても刺激的で、新しい経験になっています。そういう作品もやりつつ、そこまで大々的ではないけれど、意欲的な作品もやっていきたいなと、改めて思う年になりました。
実は今年はそこまで忙しくなかったんです。なので、来年はもっといろいろな場に出させていただけるように頑張りたいです」

――役者業以外で、新たに踏み出してみたいことはありますか?

「今はこれぐらいしかできることがないので、役者一本を集中してやりたいと思っています。あ! でもいつか、声のお仕事をやってみたいんですよ。声が高い役や低い役など、いろいろ使い分けられた方がいいなと最近になってすごく思っていて。ずっと『倉悠貴』で勝負していちゃダメだなと思っているので、そういう表現の幅を広げていきたいなと思います」

――では最後に、ご自身の生活でちょっとした「変化」があれば教えてください。

「最近はスパイスからカレーを作るようになりました。その時に撮っていた作品がクランクアップした時にスパイスの詰め合わせをいただいたので、それがきっかけで作るようになりました。まずはクミンとか初心者でも使えそうなものから試してみて、それでカレー作ってみたんですよ。素人の僕でも結構奥が深いというか、調合具合や入れるものによって味が変わるので、面白いんですよね。あとは、マーボー豆腐とかも作ります。その時は花椒や豆鼓とかも刻んで入れています」

――料理することが気分転換になる人もいますよね。

「僕は完全にそのタイプですね。自炊もほぼ毎日していて、玉ねぎとかを刻んでいるときが結構“無”になれる時間なんです。刻みながらセリフを覚えると、動きと連動するからか結構頭に入ってきやすいので、それはずっと続けています」

 その後、撮影に移る合間に「私はスパイスや調味料を余らせがちで……」と倉さんにたずねると、「スパイスならタンドリーチキンに使うのがおすすめですよ。カレーやマーボー豆腐は大体なんでも入れて大丈夫です」とアドバイスしてくれた。お返しに「手作りみそもおすすめなので、いつか機会があればぜひ」とお伝えし、手作り料理談議に(ちょっぴり)花が咲いたのであった。

取材・文/根津香菜子

 

くら・ゆうき
1999年12月19日、大阪府生まれ。2019年に俳優デビューし、翌年『夏、至るころ』で映画初出演にして初主演を果たす。近年の主な出演作にドラマ『アイシー~瞬間記憶捜査・柊班~』、『スロウトレイン』、映画『六人の嘘つきな大学生』、『リライト』、『隣のステラ』、『平場の月』などがあるほか、待機作に、映画『恋愛裁判』(1月23日)、『教場 Requiem/Requiem』(2月20日)が控える。

■「新解釈・幕末伝」
脚本・監督:福田雄一、出演:ムロツヨシ、佐藤二朗、山田孝之、広瀬アリス、岩田剛典、松山ケンイチ、賀来賢人、染谷将太、勝地涼、矢本悠馬、倉悠貴、山下美月、小手伸也、高橋克実、市村正親、渡部篤郎ら。
2025年12月19日(金)より全国公開中。