捜査一課の取調べ専門チーム「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」が、特別取調室で被疑者と心理戦を繰り広げるドラマ『緊急取調室』シリーズが満を持して映画化され、公開中だ。ドラマ誕生から12年、劇場版をもって完結を迎える本作で、主人公の真壁有希子を演じているのは、俳優・天海祐希。そして「キントリ」の管理官・梶山勝利役で長年共演してきた田中哲司、さらに本作で重要参考人として取調べを受ける内閣総理大臣という役どころを引き受けた石丸幹二の3人に、作品への思いや自身にとっての「THE CHANGE」などを聞いた。【第1回/全3回】

 2014年1月にドラマとして始まり、長きに渡って多くのファンに愛されてきた「緊急取調室」(通称「キントリ」)が12年の時を経て、劇場版でついにフィナーレを迎える。2023年6月に公開予定だった同作は、延期を経て24年に再始動が発表され、12月26日に初日を迎えた。本記事では、全3回にわけて、主演の天海祐希と共演の田中哲司・石丸幹二による鼎談をお届けする。フィナーレを迎えた今の心境や12年分の作品に対する思い、ややネタバレも含んだ劇場版での撮影を振り返ってもらった。

–––改めまして、劇場版「緊急取調室 THE FINAL」公開おめでとうございます。

天海「無事にこの日を迎えられたことは、本当に奇跡だなと感じています。ずっと「キントリ」と共に過ごしていた身からすると、その間にいろいろなことが起きましたが、たくさんの方が力を貸してくださって公開につながったことも身に染みているので、映画館に足を運んでくださったお客様、これからこの映画を見に行こうと思ってくださっているお客様に感謝しています。

 そして何よりも、ずっとご一緒させていただいたキャストの皆さんとゲストの皆さん、関係者・スタッフの皆さんに加えて、今回、石丸さんと佐々木蔵之介さんがお力を貸してくださって、強力なメンバーを迎えられたことにも心から感謝しています。12年間の感謝を込めた集大成になりました」

田中「公開できたことで、まずはひとつの節目を迎えてホッとした感じです。舞台挨拶でも、観客のみなさんが笑顔だったので心からよかったなと思いました。今夜は美味しいお酒が飲めそうです」