フリー転身のメリット「直接“三石さんにお願いしたい”と言っていただけるのは、大きなモチベーションに!」
ーーフリー転身のメリット、どんなことがありますか?
「やっぱりスケジューリングが自由に出来ることと、すぐにお返事ができることは大きいです。連絡をくださる方にとっても、その点は助かるのではないかなと思っています。なにより、制作の方から直接『三石さんにお願いしたい』と言っていただけるのは、大きなモチベーションになります。『この方のために頑張ろう!』、『何かサービスできることがあれば、めいいっぱい応えたい』と思えるんです。それに、『予算が厳しくて……』といった正直なお話に対しても『わかりました! OKですよ』と直接返事ができるのも、フリーならではの良さですね。なんといっても金額がガラス張りでクリアです」
一方で、デメリットについては「月末がイヤ(笑)」と吐露する。
「事務作業はやはり大変ですね。とくに月末になると請求書の作業があって。ただ、PCやスマートフォンが普及してからは、だいぶ便利になりました。『この役、やったなあ』、『この現場、大変だったな』と、充実感と苦労に思いを馳せながら請求書を送っています(笑)」
ーーフリーになり、仕事ひとつひとつへの思い入れが、より強くなったのでしょうか。
「そうかもしれません。事務所に所属していたころは、制作さんとのやりとりは全部マネージャーさんがやってくださっていましたから。いまはすべて自分で対応しています。オファーを受けて、打ち合わせして、請求書の送付まで。仕事と深く向き合っているような感覚になります」
ーー独立を考える後輩から相談されることもありますか?
「昔はありました。私がフリーで楽しくやっているように見えるからかもしれませんが、事務所との相性で悩む後輩から『琴さんのときはどうでしたか?』と聞かれ、私の体験を話したこともあります。フリーになり、事務所のありがたさを痛感したと同時に、事務所も人間がやっているから完璧ではない、ということもわかるんです」