現在、レギュラー番組を多数抱え、“ロケ芸人”としても引っ張りだこのお笑いコンビ・なすなかにしの中西茂樹さん。松竹芸能に所属し、大阪で華々しい芸人デビューを飾った後、上京したのは18年前のことだ。上京後に待ち受けていたのは、過酷すぎる現実だった――。2026年2月、初の著書となる『いまのところ』(双葉社)を上梓した中西さんの、芸人人生を大きく変えた“THE CHANGE”とは。【第2回/全10回】

なすなかにし・中西茂樹 撮影/河村正和

 2001年に結成し、今年25周年を迎えるお笑いコンビ・なすなかにし。松竹芸能に所属し、中西茂樹さんといとこの那須晃行さんがともに20代を過ごした大阪時代は新人賞を総なめ。朝から晩まで大忙しの日々を送るなか、「もっと大きなフィールドで挑戦したい」と上京を決意した。

 しかし、大阪で培ったキャリアには見向きもされず、仕事がない日が続く。満を持して上京した――はずの東京だったが、「エンスト」した。