良かれと思った大先輩の提案も猛反対「その時僕は…」

「芸人を続けようと約束したわけではなかったけど、辞めようという話も出ない。晃行とコンビの去就に関して話が出たことはないですね。このままではいけない、ということは彼もわかっているだろうという確信があるから、どうもこうもない。そもそも、僕は子供の頃から、何があっても“なんとかなるだろう”って思うタイプなんです」

 どこまでも楽観的。ただしその裏には、「やらないようにしている」ことがある。

「僕、人に関しては直感が鋭いんです。ネガティブなオーラとか、ちょっと黒い匂いのする人のところには、たとえそれが先輩の誘いでも絶対行かない。その選別をやっていたのはでかいと思いますね。やっぱり、一緒にいる人の空気に人はどうしても引きずられてしまう。だからきっと、楽観的でいる、運が良いと思えるためには、自分の周りに負の存在を置かないという“回避”も大事なんですよね」

なすなかにし・中西茂樹 撮影/河村正和

 それなら、さっぱり売れなかった改名劇も、回避できたのでは?

「食事会があって、ますだおかだの岡田圭右さんが、“お前ら、ぱっとせえへんから荒療治や”って、コンビ名を変えてみるのはどうかと言い出したんです。……これ言うてええかわかんないですけど、その時僕は“やめた方がいい”って言ったんですよ!
 でも、そこにいたスタッフさんたちも“やってみよう”、と本気モードになりました。会社としても、僕たちがうまいこといってないし、もしかしたら改名で事態が好転することがあるかもしれんからと。岡田さんも何かしてあげな、という純粋な気持ちなんですよね」