「説明することが難しい……というか、できません」今作ではフリーライター役を演じる風間俊介

 登場人物は、フリーライターの立原雅人(風間)と、精神科医の紅谷礼子(岡本玲)、ゲイ・バーに務める後藤参三(伊礼彼方)の、3人。彼らは高校時代の同級生で、「私は他人である」という妄想をきっかけに再会するというが……。

「もう、設定がよくわかんないですよね(笑)。ぼくは立原雅人という役なんですけど、“こんな人物です”と説明することが難しい……というか、できません。ただね、“あの『トランス』に!?”と言った人たちが、“風間くんの雅人は興味があるから見たいなぁ”と言ってくれたことは、お伝えしたいです」

 ちなみに93年の初演で雅人を演じたのは、鴻上氏率いる劇団第三舞台の看板俳優だった小須田康人。その後、手塚とおる、高橋一生、みのすけなど、タイプの違う俳優たちがこの役を演じてきた。

「チラシに書いてあるストーリーがわずか6行というのが、この作品のわからないところを物語っていますよね。これまで『トランス』をごらんになったことがない方にとっては、ぼくが“何を言っているのかが、わからない!”と思いますけど」