2017年、「ミス青山コンテスト」準ミス選出を機に芸能界デビュー。清楚なルックスと抜群のスタイルでファンを魅了し、瞬く間にファースト写真集の発売が決まるなど、世の人々に鮮烈な印象を与え続ける井口綾子。厳格な家庭で大切に育てられた「噂の美女」が今、大きな転換期、チェンジを迎えている。
タレント・MCとして第一線で活躍を続ける一方で、2024年からは実父が経営する老舗美容室『EXCEL』のエグゼクティブマネージャーに就任。現場を奔走する「二刀流」の裏側には、かつて家族会議で芸能界引退を迫られたほどの葛藤と、父から継承した経営者としての熱い魂があった。
華やかな表舞台と、シビアなビジネスの現場。その境界線を軽やかに飛び越える彼女の、知られざる「これまで」と「これから」に迫る!【第1回/全2回】
ーー井口さんのお父様は、東京、神奈川、埼玉、福岡で22店舗、美容室を展開している会社経営者。メチャクチャお嬢様ですよね。家は厳しかったのでしょうか?
「大切に育ててもらったと思います。兄が3人いて、末っ子の私だけが女の子。父にとって念願の女の子だったので、なるべく男の子と交流させたくないみたいな感じはありました。父からはよく“男なんて、しょうもない生き物なんだから”と言い聞かされていました」
ーー高校まではずっと女子校だったそうですね。
「幼稚園からエスカレーター式の女子校でした。男の子とは、塾くらいでしか関わることはありませんでした」
ーーそこから青山学院大学に進学し、2017年の「ミス青山コンテスト」で準ミスに輝きました。芸能界入りのきっかけもミスコンですか?
「運営の方から声を掛けていただいたのがきっかけでした。もともと芸能界に挑戦したいという思いはあったのですが、父からは反対されていて。ただ、“アナウンサーならいい”という許しは出ていたんです。ミスコンは女子アナの登竜門というイメージもあったので、挑戦してみようと思ったんです」
ーーお父様の反応はいかがでしたか?
「いざ始まってみると、すごく応援してくれました。そもそも父は私のことを“世界で一番かわいい”と思っているので、一番の応援団長になってくれましたね(笑)」
ーーこのミスコンを機にデビューし、雑誌グラビアにも挑戦されました。お父様は驚かれたのでは?
「最初に『週刊プレイボーイ』でグラビアを撮っていただいたときは、水着でしたが、そこまで過激なものではなかったので、怒られることはありませんでした。ただ、おばあちゃんが大変で……。お友達から“綾子ちゃんが裸になっているわよ!”って誤解を招くような伝え方をされてしまったみたいなんです。おばあちゃんの世代からすると、水着になっているのは裸と同じ感覚だったようで、家族会議になっちゃいました」