「朝起きた瞬間からハラハラします」
「今回もすばらしいキャストとクリエイターのみなさまの中にお呼びいただき、とても光栄に思います。再演から3年経ったという気はまったくしないですね。体感、1年くらいかな? みなさんと久しぶりにお会いして、最初から馴染んでいるような感覚です。初演はゼロから作っていくのがすごく大変でした。バケット夫人をどう色づけていくか、どんなふうに歌ってどんな世界観を作っていくのかーー初演のときは、お稽古をすごく頑張りましたね」
実は観月さん、初演時はミュージカル経験2作目だったといい、ミュージカル特有の「難しさを感じた」と話す。
「お芝居と連動して歌うじゃないですか。それがとても難しく感じました。イントロでセリフを収め、歌い出し、再びセリフへと繋いでいく……。そのすべてのタイミングが決まっているんです。特にお芝居から自然な流れで歌い始めるのは非常にハードルが高く、少しでもタイミングがずれると、その後の帳尻を合わせるのが本当に大変でした」
ーー歌とお芝居を行き来する、たしかに通常のお芝居とはちがった筋力を使いそうです。
「そうなんです。それに、私が今回歌わせていただくのはとてもスローテンポな曲なので、緊張感がすごくあって。アップテンポな曲だと意外とその場のノリでごまかせたりするんですが(笑)、スローバラードを、思いを込めて歌う場面が多いので、飲み込まれないようにするのがすごく大事。それに、毎日喉のコンディションが気になります。公演の数カ月間は、朝起きた瞬間からハラハラします(笑)」