■離婚だってポジティブな“チェンジ”

 昨年、国立社会保障·人口問題研究所の『出生動向基本調査』で、18歳から34歳の独身の男女のうち、「一生結婚するつもりはない」と答えた人の割合が過去最高を記録した。現代日本では、結婚をしないという選択を取る人も増えている……。

「今の日本の空気を見ると、結婚できない、したくないという気持ちもわかります。

 結婚したい人はすればいいし、したくない人はすればいいし、結婚生活がうまくいかなかったら離婚すればいいし。離婚ができなければ僕だって結婚しないです。

 考えようによっては、離婚だってポジティブな“チェンジ”だと思います。また、家族を選び直せばいいんですから」

幡野広志 はたの·ひろし
1983年生まれ。2004年、日本写真芸術専門学校中退。2010年から広告写真家の高崎勉氏に師事し、2011年に独立。2016年に長男が誕生。2017年に多発性骨髄腫を発病し、現在に至る。著書に『ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。』、『息子が生まれた日から、雨の日が好きになった。』(以上ポプラ社)、『だいたい人間関係で悩まされる』(幻冬舎)、『ラブレター』(ネコノス)などがある。

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