『SPY×FAMILY』、『チェンソーマン』、『ダンダダン』などの大ヒット漫画編集者・林士平さんのポッドキャスト番組『林士平のイナズマフラッシュ』が本になった。ジャンルを超えた多彩なゲストを招き、もの作りにまつわるあらゆる事象について語り合った言葉たちが濃厚に詰め込まれた1冊『9人の「超個性」プロの新仕事論』。本書の中で語られたエッセンスや、林さん自身のこれまでのヒストリーをじっくりとうかがった。【第3回/全3回】
林士平さんは大学を卒業後、2006年に集英社に入社。実は、本作りをしたい、漫画の世界に入りたい、という強い思いを持っていたわけではないという。
「出版社に絶対入りたいと思っていたわけではなかったんです。就職活動でたまたま出版社を受けて、他よりも給料が高いからたまたま集英社に入ったというだけ(笑)。漫画は子どものころから読んでいましたが、漫画編集者を目指して出版社を受けたというわけではなかった。出版社の中では漫画が稼ぎ頭というのがあったんで、漫画がいいな、と選んだだけでした(笑)」