木曜日は里子を育てる気さくなカフェ店主で、金曜日は一見気が強そうに見える心根の優しい検視官、土曜日はがんを治療しながらも働く看護師、そして毎朝8時から15分間は、変わったものばかりが置かれたハイカラな商店の店員ーー同クール、さまざまなドラマであらゆる人間を演じ、そのたびに印象的な余韻を残す俳優・内田慈さん。舞台、映画、ドラマとそれぞれの場で活躍し続ける内田さんの、THE CHANGEとは。

内田慈 撮影/有坂政晴

【第1回/全5回】

 取材場所であるTBSの会議室のドアが開く。「よろしくお願いします!」と顔を覗かせるのは、俳優の内田慈さんだ。きゃしゃな美しさが際立つワンピース姿だが、「ドラマのために減量したんです」とマネージャーさんが教えてくれる。

 この春、5作品の連続ドラマに出演することが決定している内田さんだが、そのうちの1本として、4月17日から岡田将生さん主演作『田鎖ブラザーズ』(TBS系)にレギュラー出演する。役柄は、岡田さん演じる刑事の弟である、染谷将太さん演じる検視官のバディで、同じく検視官を演じる。

「染谷さん演じる稔が動きやすいように、稔の動向を見ながら2手、3手先を読んで動くという役柄です」

 演じるにあたり、「まずは検視官がどういう仕事なのか、その補助的な役割をする人は、どんなことをするのか、を調べた」と話す。

ーーいつも演じる前に、役柄の職業などを調べているんですか?

「そうですね。人柄は調べたらどこかに載っているものではなく想像しなきゃいけないですけど、職業に関しては、”この仕事はこういう人が多い”というカテゴライスのようにしたくないので、“なぜこの人がこの仕事に就いたんだろう”という部分のプロファイリングは、必ずします」