俳優デビューから15周年を迎え、主演映画『チェイサーゲームW 水魚の交わり』の公開や記念写真集の発売など、今まさに飛躍の時を迎えている中村ゆりかさん。2年前には独立を決断し、ジュエリーブランドの立ち上げや音楽活動など、自らの足で新たな道を切り拓いている。そんな彼女がファンへ向ける深い愛情と、前を向くための秘訣に迫った。【第2回/全2回】
――2年前には独立という大きな決断もされました。
「もともと私は、誰かに作られた人生を歩んできました。けれど今お話したような、いろんな経験や出会いを経ていくことで変わっていきました。自分の人生、自分のやりたいことを、実現できる可能性があるうちにしておかないといけないと、だんだん意欲が芽生えていったんです」
――そこから具体的にどんなことを?
「仲間と一緒に培ってきたものが、たくさんあります。ジュエリーのブランドを立ち上げたことも、音楽活動もそうです。作品として残したいものに自分で向き合えるようになりました。
私は、女の子が常に自信を持って、前を向いて、突き進んでいけるような、そういった勇気を与えられることに、日々取り組んでいきたいと思っています。それがこうして実現できているのは、温かく見守ってくださっているファンの方々のおかげだと、いつも思っています」
――新たに音楽活動に踏み出すときに、怖さや迷いはなかったのでしょうか。
「ちゃんと届けられるのかとか、知ってくださる方がどれほどいらっしゃるのかとか、最初はまだ自信が持てていない部分もありました。でもやっぱり、私が元気になったきっかけが音楽の力だったので。
生活の中にはいつも音楽がありましたし、あの時間があったおかげで今の自分がいると思っていて、その感情はずっと忘れられないんですよね。だから怖くなったときは、あの頃の自分の気持ちを思い出して、前を向いています」
――自分が救われたから。
「この仕事をしている身として、少しでも前向きになれる方がいたら嬉しいと思っています。
以前の私は、テレビを見て、歌を聴いて、受け取っている側の人間でした。先輩方がパワーを送り届けていらっしゃる姿にすごく憧れていました。でも、今は私が送り届ける側になったと思っていますし、そういう意識を持ち続けて、これからも頑張っていきたい。そして、それができるのは目の前にファンの方がいらっしゃるのが、やっぱり大きいです」