当時、業界タブーだった“アレ”に目を付け、快進撃は始まる
「当時、役者さんがインスタとかSNSの活用をいまほどしていなくて、むしろSNS禁止みたいな風潮もあったんですね。でもそれなら積極的に活用しようって。その後、LINEモバイルがのんちゃんをCM起用してLINEでドラマをやったり、これまでの市場じゃないところで映画や演劇をやったり。彼女は絵を描くのが好きなので、パルコでアート展をやらせてもらったりもしました。才能を開発する仕事で、そういう仕事を持ってくるっていうのはエージェントの仕事なので」
CMの世界が一つのブレイクスルーになったと言えるが、その突破も業界の“しがらみ”が立ちはだかった。
「広告代理店さんが嫌がって扱ってくれなかったりしたんですよね。でも、代理店が扱ってくれないなら全部直接営業しようということで動きましたね。ユニクロやメンソレータムなど、すべて直接契約しました。僕、長いこと営業だったので、スポンサーも知っているんですよ。
だから、代理店さんが扱ってくれなかったら困るよな、とは思わないんですよね。“あ、手数料かからなくていいよな”って思うんです(笑)。活動が難しいのは日本国内だけの話なんだ、じゃあ香港で営業してみよう、とか、韓国で撮影してみようとか」
実際にアジア各国でのんさんの活躍が広がることに。
「タイですごい大きな看板を見たときには嬉しかったですね。駅前にあったんですよ。すぐに写真を撮ってのんちゃんに送りましたね(笑)」