学生時代にロックバンドRED WARRIORSのボーカルとしてデビュー。人気絶頂期の1989年、わずか3年の活動で西武球場、日本武道館公演を最後に解散。その後「ダイアモンド☆ユカイ」としてソロ活動を開始した彼のTHE CHANGEとはーー。【第1回/全2回】
人生は、その扉を開けるかどうか。チャレンジしていなければ、今頃、生きる屍のようになっていたかもしれない。
小学生の頃、従姉妹のお姉さんがショーケンこと萩原健一さんの大ファンで、その影響で僕は沢田研二さん、つまりジュリーとショーケンが大好きになった。もっとも、その頃はまだ日本の歌謡曲として楽しんでいただけで、本当の意味でロックと出合ったのは中学生のときだった。
当時は今以上に、音楽好きの男子よりスポーツができる男子のほうが圧倒的にモテる時代。僕もスポーツ少年で野球部に所属していたのだが、ある日デッドボールを足に受けてしまい、当たり所が悪く約1年間スポーツができなくなった。
そんなとき、不良っぽい友達がお見舞いにレコードを持って来てくれた。その中にはディープ・パープルやKISS、クイーンなどのものがあったが、なぜか僕が手に取ったのはビートルズだった。
最初は暇つぶしのつもりだった。しかし聴いているうちに「なんだ、これは楽しいぞ」「かっこいいな」と思うようになり、気が付けば夢中になっていた。特にジョン・レノンのハスキーな歌声に強くひかれた。
母親にギターを買ってもらい、見よう見まねでコードを覚えた。いつしかビートルズのようになりたいと思うようになっていた。
とはいえ、両親は共働きの公務員。一人っ子だった僕も、ごく普通に大学の附属高校へ進み、そのまま公務員になるものだと思っていた。