唐田えりか、芋生悠が「経験する前と後で変わったこと」
芋生さんが絵を好きになったきっかけは、素朴な「嬉しい」という感情だった。
芋生「授業で、文集で使うための自画像を描いたんですよ。それが文集の表紙に選ばれたんです。ずっと空手やってたので、絵なんてずっと描いてこなくて。スポーツばっかりやってたから自分が美術ができるなんて考えたこともなかったんです。でも、“文集の表紙に選ばれて嬉しい”っていうので、絵を描き始めて、どんどんハマっていきました」
芋生さんの話に聞き入る唐田さん。彼女が「経験する前と後」で変わったと思うことは何なのだろう?
唐田「なんか芋ちゃんみたいなドラマみたいな話があればいいんだけど……なんだろうな。
基本的に私は人が好きなので人に興味があるし、自分と違うってだけで、すごく興味があるんです。これといってエピソードがあるわけでもないんですけど、お芝居の魅力というか、お芝居をもっと知りたいって思ったきっかけはやっぱり濱口さんなんです」
2018年、唐田さんは濱口竜介監督の映画『寝ても覚めても』にヒロイン・朝子役として抜擢された。第71回カンヌ国際映画祭にも出品されるなど、注目を集めた。