紳助さんからの言葉「3年やってあかんかったら才能はないぞ。芸人はやめたほうがいい」
弟子入りがあかんかったら、まぁ、それでもええかと思っていたので、食い下がることはなかったですね。その後、紳助さんの家に何度も遊びに行って、ご飯を食べさせてもらいました。紳助さんの同級生や後輩が集まっていて、ハイヒールのモモコさんもいたと思います。
紳助さんは非常に戦略的な方で、話を聞いていると「ただ芸能界に身を置くだけでは成功しないんだろうな」と感じました。僕自身にビジョンはありませんでしたが、才能のあるなしはやってみないとわからないので、NSCに通ってみようと決めたんです。
紳助さんからは「3年やってあかんかったら才能はないぞ。芸人はやめたほうがいい。30歳になったら就職先もなくなるから」と言われました。M-1グランプリを立ち上げた動機も「漫才師がやめるきっかけを作るため」だったように、紳助さんは熱い心を持ちながら現実的な人生観があるんです。