「働きながらの子育ては大変」だからこそ、必要になる夫・宮崎謙介のような議員

「私の問題が報じられた時に、議論をした上で“公務の道中であれば、どの省庁であっても政務三役が公用車を使用して保育園に子どもを送り迎えしても構わない”としておけば、その女性議員が批判を受けることもなかったはず。

 働きながら子育てをするのは本当に大変。男性議員からの理解はまだ少ないというのが本音です。しかし、子育てをしながら職務をこなす女性議員の働き方にはまだまだ、議論の余地があると思います」

 だからこそ、金子さんは自身の夫である宮崎謙介と同じような立場にある人間が、政治の場に立つ必要があると訴えかける。

「議員には4パターン存在するというのが私の考え。世襲議員、私のような地方議員出身者、それと官僚出身者。最後が宮崎のような雑草タイプです。宮崎は元々、若者のキャリア支援の会社を経営していました。

 その時に若者と多く接した経験から、若者が政治に関心を持っていないことに対する危機感は議員になる前から抱いていた。市民目線で物事を考えられる人が議員になればその分、国民目線で政治が動く可能性はあります」

 そう考えるのには理由がある。