ドラマファンの女性を魅了する色気の秘密とは

 2024年のNHK大河ドラマ『光る君』で、日本史上に残る色男とされる藤原道長を演じる柄本さん。女性はもちろんのこと男性さえもうっとりとさせる魔力を放つ姿を見せてくれることだろう。

 柄本さんといえば、2020年放送のドラマ『知らなくていいコト』(日本テレビ系)での胸キュンシーンがドラマファンの女性たちを狙い撃ち、吉高由里子さんとのキスシーンに悶絶する視聴者があとをたたず、『20年冬ドラマ版・胸キュン男子』ランキング(モデルプレス)で3位に選出されたこともある。

 映画『春画先生』では、塩田明彦監督から「色男」を命ぜられたが、パブリックイメージも「色気のある男」といえよう。

「いやいやいや、でも……うーん、そうだな……色気の出し方というのはちょっとわからないですし、僕も研究をしないといけないところではあるんですが、ひとつ言えるのは、僕1人でやっていることではないということです。
 吉高さんとのドラマのときもそうですし、『春画先生』もそうですし、カメラアングルや照明、衣装、ヘアメイク、そういった方たちが関わり作り上げたものが映し出されているので、“色気がある”と言ってもらえたときは、“こちら側のチームの作りは、間違っていなかったんだな”と、“みんなやったね!”と思っています」

結論を急がないということが大事

ーーチームプレイで色気を作り上げているのですね。

「そう思います」

 しかしやはり、柄本さん自身から漂う色気はある。その背景には、独特の余裕がにじむ、心境の変化がありそうだ。

柄本佑 撮影/冨田望

「最近思うのは、結婚して子どももできて、今年で37歳になるという年齢的なこともあるかもしれませんが、“結論を急がない”ということが大事なんだなと思うようになりました。
 たとえばダメ出しをもらったときなど、それが“よくなってたね”と言われるのが、70歳を越えたくらいでもいいのかな、という感じです」

ーーゆとりを感じる考え方ですね。

「だって、どうしようもないことは絶対にあって。好きなこともあれば嫌いなこともあるし。出会いもあるし。焦る必要があるときもあるんでしょうけれど、最近の考え方や趣味嗜好は、“待ち”に寄っていますね
 一概には言えませんが、時間の流れは変わりましたね。非常にゆったりとした穏やかな気持ちの流れになったという、変化はあるかもしれません。でも、基本的にはそんなに変わらないかな」

 行雲流水な精神。それこそが柄本さんの色気の源泉なのかもしれない。