「ファン0人説」でイジられていた勝俣州和だが、現在、YouTubeチャンネルの登録者数は16万人超え。『キョコロヒー』(テレビ朝日系)では「差し入れの達人」として出演しており、令和になっても絶好調だ。なぜ勝っちゃんは芸能界をサバイブできたのか。その秘訣を直撃!【第2回/全2回】

 

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――当時は「○○ファミリーを超えちゃいけない」という暗黙の了解があったんですか?

「ありましたよ。ウッチャンナンチャンの番組にレギュラー出演していたら、アッコさんの番組に出られない、とか。ただ、当時は“どっちの番組をとるんだ?”と聞かれても、そんなルールがあることを知らなかったんです。それに、大きな事務所に入っていたら大物芸人と一緒の仕事で食っていけるかもしれないけど、僕は役者の事務所に所属してる唯一のバラエティタレント。巨大空母の中にいる人たちと違って、僕はビート板で泳いでいるので、垣根を作ってほしくないんです。
 “あいつは風見鶏だ”とか“誰彼かまわずヘーコラしてる”と陰口を叩く人に限って売れていない。売れている人は“お前も大変だな”と気遣ってくれました。美輪明宏さんに“何かあったら連絡しなさい”と金の名刺を渡されて、“世の中は嫉妬で溢れているけど、あなたがケンカして同じ位置まで降りる必要はありません。汚い言葉は流して、あなたを大切にしてくれる人と成長しなさい”という言葉をいただきました。一世風靡精神で“攻撃されたら殴り返そう”と思っていたけど、“仲間ではない人の叫び声は流せばいいんだ”と気づかされて。向上心を持った人たちと向き合おうと決めたんです」