米倉涼子は「本当にいい戦友です」

――これは勝手なイメージですが、内田さんのように10代からアイドルとして活躍されていると、周りは全員ライバル!という感じで、気の置けない友達というのはなかなかできづらかったのでは?

「それは人によると思います。私は当時からほかの人のことをライバルという風に考えてはいなくて、一緒に頑張る仲間だと思っていました。

 それに自分さえ頑張っていれば、誰が何をしようと自分が揺らぐことはないし、私がほかの人のことをどうこう思うこともないので、基本的にあまり人のことを気にして生きないことが、自分が楽に生きられる一番の方法だと思っています。“人は人、自分は自分”。それが若いころからずっと根付いてるように思います」

――内田さんご自身にそういう気持ちがあるから、米倉さんのような同じ志を持った人との縁もつながったのでしょうね。

「そうかもしれないですね。たまに米ちゃんもふざけて“ライバルだよ!”って言う時もあるけど、一緒に感化し合いながらこれまでやってきましたし、彼女が頑張っているから私も頑張ろうとも思える。本当にいい戦友です」

――11月16日に49歳を迎えられましたが、年齢を重ねることに不安を感じたり、悩むことも変化してきたりすると思います。内田さんはいかがですか。

「私は20代の頃から早く40代になりたいと思っていたんです。なぜそう思ったのかは分からないのですが、40代になってみて分かったことは、昔はこういったインタビューで “若いからなんとか頑張って話している”というふうに見られていたけど、今は話す内容にも責任と深みを持って自分自身の言葉として話せるようになってきました。それは年を重ねた経験が裏付けしてくれているからで、自分が話すことに耳を傾けてくださる方がとても増えたなと思います。