2011年に乃木坂46の1期生オーディションに合格し、エースとしてグループを牽引してきた西野七瀬。2018年の卒業後は話題作に次々と出演。2021年に公開された映画『孤狼の血 LEVEL2』では⽇本アカデミー賞優秀助演⼥優賞と新⼈俳優賞を受賞し、2022年公開の映画『恋は光』ではヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞するなど俳優として高い評価を獲得し、性別を問わず幅広い層から支持されている。西野七瀬のTHE CHANGEとは————【第3回/全3回】

西野七瀬 撮影/冨田望 ヘアメイク/徳永舞 スタイリスト/鬼束香奈子

 最近は 「理想通りの仕事が出来るようになってきた」という西野さん。普段の多忙な日々の中で、気持ちをリフレッシュさせるために行っていることは“歩くこと”だという。

「普通に散歩ですね(笑)。今日はここで予定があるから、じゃあ歩いて行こうとか。帰りも歩いて行こうということは結構やっています。夏場の暑い時期は嫌なんですけど(笑)、涼しくなってきたらメッチャ歩きますよ」

 モデルとしても活躍していた西野さん、取材が行なわれたスタジオ内で、カメラマンに促され歩く姿も自然体で美しい。
 17歳でアイドルグループ「乃木坂46」のメンバーとして芸能界デビューを果たし、気が付けば30歳。仕事に対しての向き合い方が変わってきた。

「やっぱりお仕事をしながらだと、自分の時間を持つことが難しかったのですが、ようやくその時間が確保できるようになってきて、いまはとても新鮮な気持ちなんです。ちゃんと充実感を得られるようになってきたと言いますか、それが私の生き方の理想形でもあったので(笑)」