クレヨンしんちゃん』の野原家の未来を描く「やかんの麦茶」のショートムービー「もうひとつのクレヨンしんちゃん やかんの家族だゾ!」。今回ひまわり役に抜擢されたのが畑芽育さん。子どもの頃から愛してやまない世界に飛び込んだ思いを聞いた。また、子役から重ねてきた俳優キャリアにとっての「CHANGE」の瞬間は?その率直な思いも語ってくれた。【第2回/全2回】

畑芽育 撮影/冨田望

 1歳の頃から芸能界で活動をしていた畑芽育さん。すでに20年を超える芸能活動を振り返り、「CHANGE」の瞬間は? とうかがうと意外な、でも納得の答えが返ってきた。

「小学生くらいまでは“仕事”という意識はあまりなく、習い事に近い感覚でした。お芝居は楽しいし、カメラの前に立つことやテレビの中に自分がいることが楽しくて続けていたという感じで、それが仕事であるという意識が芽生えたのは中学に入ってからでした。中学生になってお給料を自分の口座に入れてもらうことになったことがきっかけです。働いた分お金をいただくというのを実感したことで習い事から仕事へと意識が変化していきました。働いたお金で欲しいものを買ったり、美容室に行ったり、生活に必要なお金のやりくりを自分でできるようになって欲しいという母の想いもあったようです。そのあたりから仕事に対するモチベーションも変わり始めて、お芝居をより一層深めていきたいと思うようになりました。」